神棚にお札をたくさん並べても良いのか?飾り方と御札を取り換える時期は?

暮らしに役立つ便利な情報


金運や婚活、パワースポットがブームにもなって、
若い人を中心に神社めぐりの人気が高まっています。

開運や家内安産を願って、
神社でお札を受けられる方も多いと思いますが、
頂いてきたお札をどうされていますか?

お札は神様そのもの、スピリチュアルな気が宿っていますので、
粗末にならないようにきちっとお祀りしたいものです。

神棚にお祀りして良い運気を大切にしましょう。

難しくない神棚のお祀りの仕方で、お札を飾るようにすれば、
心も落ち着き、良いパワーが集まってきます。

  

神棚の飾り方 お祀りする場所は

神棚は一家の精神的中心となる神聖なところです。

清浄で静かな高いところ、
家族が集まる親しみやすいところや、明るく拝礼のしやすい場所に
南向き、または東向きにお祀りします。

家庭では座敷やリビングなど、
神様に家族を見守って頂いているという場所が適しています。

神棚を配置する場所は、
人が出入りするドアや障子の上では、神様も落ち着きませんし、
家の外からじかに見えるところも、
安置する場所としては好ましくありません。

また、神棚を仏壇と同じ部屋に置く場合は、
向かい合わせにしないのがルールです。

どちらか一方を拝むときに、
もう一方にお尻を向けることになってしまいます。

エアコンや換気扇の近くだったり、
神棚の向こう側がトイレだったりするような場所も、
好ましくありません。

目の高さより上で、
少し見上げるくらいの位置が拝礼するのに適しています。

戸建ての場合、一階に神棚を設置すると、
階上にも部屋があり、神棚の上を踏むことになります。

最上階に神棚を安置するか、
神棚に上に『天』もしくは『雲』と書いた紙を貼っておきます。

マンションなどの場合も『天』や『雲』と書いて貼っておくと良いですね。

神棚は檜(ヒノキ)や檜葉(ヒバ)材の白規制のものが多く、
とくに柾目のものが最上級とされています。

また、神棚の中心である宮形には、
縁起数の奇数に基づいた、
一社造(いっしゃづくり)、三社造、五社造などの構造があり、
屋根の作り方もいろいろあります。

予算やお祀りする部屋の広さとのバランスを考慮して、
好みのものを選びます。

リビング用に洋室向きの神棚もあります。

神棚の飾り方 取り換え時期は?

神棚をお祀りして、
そのままずっと飾ったままにしておいてはいけません。

神棚を取り換える時期もいろいろですが、
一般的には、
5年、10年、15年など、5年ごとに区切って行うことが多いようです。

長くても、伊勢神宮が二十年に一度建て替えするように、
家庭の神棚も、20年に一度は新しくしたいものです。

神棚を新しくお祀りする時期としては、
一般的に年末に設置して、年初にお札を受けてお祀りをします。

還暦や古希といった年祝いや、
結婚、入学、家を新築した時、子供が成人した時などの、
お祝い事があった時をきっかけに神棚を新しくする方もおられます。

また、厄年や、家庭に不幸が続いたときなど、
気持ちを切り替えるために神棚を新しくするという方もおられます。

神棚の飾り方 御札とお供え物の並べ方は?

神棚の飾り方 御神札の納め方

神棚が三社造の場合、
向かって左に、信仰する神様のお札、
中央には、伊勢の大神宮様のお札、
向かって右には、氏神様のお札を納めます。

御神札は、毎年新しく取り替えますが、
元のお札は氏神様に納めます。

神棚が一社造の場合、
一番手前に、いせの大神宮様のお札、
その後ろに氏神様、さらにその後ろに、信仰する神様というように、
御神札を重ねて納めます。

神棚の飾り方 お供え物の並べ方

神棚にお供えするお供え物で、
米・水・塩は、毎朝取り替えお供えします。

水玉、御酒壷でお供えする時は、蓋を取っておきます。

1日・15日、または、お祭りの時は、
御神酒や初物(海の幸・山の幸)をお供えします。

お三宝は、手前に継ぎ目がある方が前です。

お三宝の上にお供え物を並べるときは、
一番奥から、瓶子一対
その手前に水玉、
さらに手前の互ケ(かわらけ)右側にお米、
左側の瓦ケには塩をお供えします。

お供え物を一列に並べる場合は、
神棚に向かって左から
「水」「米」「塩」を祀るのが一般的です。

お三宝の外側に、榊立一対、
さらにその外側に灯明(ローソク立て)を一対並べます。

神棚の迎春準備

神棚を大掃除し、神社からいただいた新しい御神札を納めます。

神聖な場所であることを示す注連縄や神幕・御簾も、
新しいものと交換し、まゆ玉などをキレイに飾ります。

注連縄の代わりに、注連飾りを利用することもできます。

あとがき

神社へお詣りするだけで清々しい気持ちになります。

神社へお詣りしても、
頂いてきたお札やお守りをおろそかにしていては、
神様のスピリチュアルなパワーを頂けません。

神棚にお祀りして、
手を合わせることから始めて見れば、
何かが変わりそうな気がします。