興味津々

生しらすの旬な時期はいつで有名な産地はどこ?美味しいしらす丼の食べ方は?


『生しらす丼』美味しいですね!

“生しらす丼 ”の文字を見ると、春が来たな~!って感じます。

生しらすは『生』というだけあって鮮度が命!
獲れたてでなくてはいけません!

では、生しらすの旬っていつなのでしょうか?

生しらすがたくさん獲れる時期はいつなのかということですが、
生しらすには禁漁期間があります。

この禁漁期間は、水揚げされる場所によって違います。

生しらすの解禁日はいつで、
生しらすの名産地と言われるところはどこなのでしょうか。

また、生しらすの美味しい食べ方とその調理法についてお伝えします。

  

生しらすの旬な時期はいつ?解禁日は?

生しらすのシラスというお魚は、
カタクチイワシ・マイワシ・イカナゴ・ウナギ・アユ・ニシンなど、
体に色素がない白い稚魚のことです。

生しらすには、タンパク質やカルシウムが豊富に含まれているのですが、
鮮度が落ちやすいため、
塩ゆでに加工されることが多く、
これを干したものは、ちりめんじゃこと言われます。

沖合いを回遊するカタクチイワシやマイワシから生まれた卵は、
海中を漂いながら、1~2ヶ月ほどでシラスになり、
潮に乗って沿岸部に近づいてきます。

マイワシの産卵期は冬から春にかけて、
ウルメイワシは4~6月、
カタクチイワシは一年中産卵しますが、特に春と秋が産卵のピークです。

しらすそのものはほぼ通年、獲れるのですが、
生しらす漁の最盛期は、5~6月の春漁と10~11月の秋漁となります。

ですから、生しらすの旬な時期というのは、
たくさん獲れる時期ということですが、
生しらすが獲れる地域は広いので、
場所によって旬な時期はそれぞれ違ってきます。

また、乱獲を避け資源保護の意味もあって、
地域ごとに禁漁期間が決まっています。

神奈川県では、1月1日から3月10日が禁漁期間で、
3月11日からが解禁です。

静岡における例年の生しらすの解禁日は3月21日、

淡路島での生しらす解禁日は4月下旬、例年ゴールデンウィーク前です。

ということで、生しらすファンは解禁明けを待って、
我先にと生しらすを求めて殺到する、その時が旬となるわけですね。

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生しらすの有名な産地はどこ?漁獲高一位は?

日本国内におけるしらすの主な漁場は、
静岡県と兵庫県明石海峡周辺と言われていますが、
シラスは比較的どこでも獲れる小魚です。

特に太平洋側では九州近海で生まれたシラスが、
黒潮に乗って北上するといわれ、
静岡、愛知、兵庫が三大産地とされています。

中でも、鮮度が命の生しらすがいただけるのは、
関東では静岡、沼津、鎌倉、江ノ島、
関西方面では淡路島や和歌山近辺になります。

シラスの総年間漁獲高は、
その年によって違ってきますが、約65000トン

その内訳は、
兵庫県が 約11700トン、愛知県が、約11500トン、静岡県が、約10000トン弱、

三大産地で生しらす年間漁獲量の半分を占めています。

トップの兵庫県は、全体の18%に当たるわけで、
イメージとしては静岡が一位かと思っていましたが、
生しらすは淡路島の特産品ということになります。

静岡県はしらす干しの生産量でトップなのです。

生しらすも、しらす干しも、ちりめんじゃこも、ぜ~んぶシラス!
シラスはおじゃこなんです。

おじゃこは『お雑魚』と書くように、
あまり注目されているお魚ではなかったのです。

ところが昨今の生しらすブームとなった経緯は、
この禁漁こそが大きな鍵を握っているようです。

人間というのは可笑しなもので、
“ダメ”と言われると余計に欲しくなる動物です。

禁漁期間で焦らされるものですから、余計に生しらすが食べたくなって、
『いよいよ解禁されます! 』と言われると堪らないわけです。

首都圏から一番近いしらすの水揚げ地として知られている江の島・片瀬海岸では、
毎年多くの人が、生しらすを味わうためにわざわざ足を運びます。

そのため、生しらすが”湘南しらす”という名前で、
ブランド化してしまったのです。

生しらす丼の美味しい食べ方と調理方法は?

『生しらす丼』は、生しらすですから、ナマで食べるしかありません。

生しらすの刺身って、こんなにちっちゃい魚、刺身になんかできません。

調理法と言ったら、醤油をかけるか、
からし酢みそやポン酢のように酢を効かせるくらいです。

ネギやショウガ、茗荷、大根おろし、紫蘇、ワサビ、柚子胡椒など、
薬味をたっぷりと添えます。

そのまま食べるか、
アツアツのご飯にのせて生しらす丼にして食べるのがありきたりのようで、
一番美味しい食べ方だと思います。

何度も言うようですが、生しらすは鮮度が命!
あまりいろいろ弄らないで、素直に食べた方が美味しいです。

でも、鮮度がいいものは、いろいろ調理してもなおさら美味しいので、
かき揚げや卵とじもいいですね。

サラダやパスタに入れたり、ほうれん草の和え物や、
すまし汁に入れても美味しいです。

いろんな食材とコラボして楽しめますが、
やっぱり 生しらす丼が一等賞のようです。

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あとがき

『初物七十五日』という言葉は有名です。

「初物を食べると福を呼び込み、長寿になる」

その年、初めて収穫されたものには生気が溢れ、
それを食べることであらたな活力が得られるという意味だそうです。

日本人は“初”という言葉が好きなようで、
初物というのは、その食材の旬の始まりを言います。

旬を大切にする日本人の習わしでしょうか。

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