清水寺の桜 見頃はいつ?見どころの開花状況と2019年ライトアップの時間

春の行事


清水寺の桜、見頃はいつでしょうか?

ひとつふたつと咲き始めるのは、
やはりお彼岸を過ぎたころでしょうか?

清水寺をはじめ東山一帯が
ピンク色に染まるのももうすぐです。

清水寺境内のあちらこちらにある、
桜の絶景ポイントをご紹介します。

また、清水寺の桜ライトアップ
2019年の開催日程をご案内いたします。

  

清水寺の桜 見頃はいつ?

清水寺は、
千の桜と建造物が織り成す雅やかな景色が堪能できます。

778年に延鎮上人(えんちんしょうにん)が開山し、
境内に清い湧き水が出ることから『清水寺』という名前が付いたとされ、
1994年にはユネスコの世界文化遺産にも登録されました。

約13万平方メートルの広大な寺域には、
多くの国宝や、重要文化財が点在する京都屈指の名刹です。

なかでも最大の見どころは寝殿造風の優美な建築 国宝の本殿です。

この『清水の舞台』として有名な、
高さ13mから眺めるソメイヨシノやオオシマザクラなどを中心とした、
約1500本の桜で染まった境内は、
京都市内有数の桜の名所として全国に知れ渡っています。

咲き誇る桜が取り囲む本堂を眺めることができる奥の院や、その前の仁王門など、
建造物と桜が奏でる見事な調和が楽しめます。

日が沈むと、
昼間とはまた違った表情を見せてくれるライトアップの夜桜も絶景です。

清水寺の桜のは、三月下旬から四月上旬が見頃です。

清水寺の桜 見どころの開花状況は?

清水寺の桜の見どころは、
高さ31mを誇る日本最大級の三重塔を放生池周辺から見上げると、
見事な桜と木々の緑、そして塔とのコントラストが楽しめます。

本堂の下を通り過ぎて見上げると、目の前を彩る桜越しに、
勇壮な轟門を見ることができます。

清水寺は高低差があるので、
下から見上げる桜も見逃せない美しさです。

・仁王門
清水坂を上ったところ、清水寺の正門を見事な桜が幻想的に彩り、
見る者すべてを魅了し、
振り返ると桜の向こうに清水寺の参道を見ることができます。

力強い仁王門と桜が映え、幽玄の美を感じさせる絶景は、
階段の下から仰げばより迫力ある眺めが楽しめます。

・三重塔
『清水の舞台』や『音羽の滝』などとともに、
清水寺のシンボルとなっている三重塔。

朱色の巨大な塔と艶やかな桜の競演が見られます。

・轟門
2016年に修復が完了した轟門周辺は桜も楽しめますが、
梟の手水鉢で身を清めましょう。

・釈迦堂と阿弥陀堂
釈迦堂と阿弥陀堂は重要文化財に指定されていて、
その前のソメイヨシノが華やかに彩ります。

桜ばかり見てないで、お堂への参拝をお忘れなく!

釈迦堂と阿弥陀堂から子安の塔へ続く道は、
ライトアップの時間帯には通行できません。

・地主神社
『縁結びの神様』として知られる地主神社には、
4月上旬のソメイヨシノがピークを終える頃に花をつける遅咲きの桜があり、
八重の花が美しい『ウコン桜』や、
八重の花と一重の花が同時に咲く珍しい『地主桜』があります。、

・子安の塔
総丹塗りに檜皮葺きの三重塔も春色の染まり、
塔の前から清水寺全景の眺望も素晴らしいです。

・放生池
放生池の水面の映る華やかな桜と三重塔の共演が見事で、
散った桜の花びらが池を彩ります。

散り際に訪れても見応えがあります。

・本堂(清水の舞台)
本堂は現在、約50年ぶりに実施されている檜皮屋根の葺き替え工事中です。

本堂は安全ネットに覆われていますが、
中を見学することはでき、清水の舞台から境内の桜を眺めることはできます。

清水寺 〒605-0862 京都市東山区清水一丁目294
TEL: 075-551-1234

清水寺の桜 2019年ライトアップの時間は?

京の夜空を照らす、観音さまの慈悲の光

清水寺から放たれる青い一筋の光は、観音さまの慈悲をあらわしています。
幻想的なその光は、古都の街並みを美しく照らします。

清水寺 夜の特別拝観は、
2019年3月29日(金)から4月7日(日)まで実施されます。

夜間特別拝観の時間は、18時~21時(最終受付)です。

夜間拝観は、昼の拝観をいったん終了し閉門して、
あらためて開門されますので、その時間にご注意ください。

期間中は迫力満点のライトアップが楽しめます。

約500基の投光器で照らし出される本堂や三重塔、
そして西門などと、咲き誇る桜が幻想的に輝き、思わず息をのんでしまいます。

夜の特別拝観中に訪れたならば、ぜひ足を止めてほしいのが仁王門の脇です。

光りに照らし出された、目の前の美しい桜と仁王門に気を取れられがちですが、
振り返るとそこには、京都市内の夜景を一望することが出来、
桜と京都タワーが織りなす、清水寺ならではの景色が楽しめます。

国の重要文化財に指定されている 三重塔のわきで、
可憐に咲き誇るソメイヨシノを、ライトアップの光が浮き上がらせます。

清水寺の夜間特別拝観の前に、
北は青蓮院から円山公園・八坂神社を通って、
南は清水寺までの東山散策路と、その周辺の神社仏閣などで、
『東山花灯路』が開催されます。

春の夜間特別拝観
2019年3月8日(金)から3月17日(日)まで 清水寺も参加しています。
(特別協賛 京都東山花灯路)

『東山花灯路』は、
神社やお寺の白壁や、木々に揺らめく光と影
路地の街並み、石畳や門前町の店先に彩りを添えるはんなりとしたともしび。

日本の情緒豊かな街並みに、約2500基のLED電球を用いた露地行灯など、
揺らぐ灯りの中に浮かび上がるボリューム感
京都いけばな協会による、『灯りと花の路』
その道沿いに、大型花器にいけられたボリューム感あふれる花々は、
京都の夜を幻想的に演出します。

桜特集・・・桜の記事一覧

あとがき

清水寺の桜、
そんなにいっぺんに咲かないで!って思うほど、
咲き出したら一気に満開になり、
そしてひらほらと散っていきます。
『ちょっと待ってよ!』って言っても、時間の流れは止められません。