興味津々

横山大観展巡回2018 山種美術館から生誕150年記念 代表作有名作品一覧


横山大観の代表作品が2018年 日本国中を巡回します。
近代日本画の発展をリードしてきた横山大観は、
今年、生誕150年を迎えるとともに、
没後60年にもあたります。
生誕150年記念 横山大観展は、
山種美術館から始まり、
東京・京都・島根を、
横山大観の代表作が日本を巡回していきます。
代表作有名作品一覧をごらんください。

  

横山大観展 巡回 山種美術館所蔵作品一挙公開

山種美術館 http://www.yamatane-museum.jp/

企画展 生誕150年記念『横山大観』東京画壇の精鋭

近代日本画の発展をリードした大観と東京画壇の画家たちの作品

会期: 2018年1月3日(水)~2月25日(日)
会場: 山種美術館 〒150-0012 東京都渋谷区広尾3丁目12-36
電話番号:03-5777-8600
最寄り駅:恵比寿駅から徒歩約10分
主催: 山種美術館、朝日新聞社
開館時間: 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日: 月曜日[但し、1/8(月)、2/12(月)は開館、1/9(火)、2/13(火)は休館] 入館料: 一般1000円(800円)・大高生800円(700円)・中学生以下無料

( )内は20名以上の団体料金および前売料金。
障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)は無料。

[お得な割引サービス]
きもの割引:会期中、きものでご来館のお客様は、団体割引料金となります。

リピーター割引:本展使用済み入場券(有料)のご提出で、
会期中の入館料が団体割引料金となります。(1枚につき1名様1回限り有効)
※リピーター割引は、同一の展覧会を2回目以降にご覧いただく場合に有効。
 他の展覧会の入場券はご使用いただけません。
※ 複数の割引の併用はできません。

山種美術館 開館以来初の試み!
大観コレクション全点が一挙公開されます。

山種美術館所蔵の大観作品全40点と、
東京画壇の画家作品が多数展示

東京美術学校の第一期生だった大観は、
岡倉天心らの薫陶を受け、新たな日本画の創造に努めました。

山種美術館の創設者 山崎種二と横山大観は親しく、
美術館創設に際して大観は、
「世の中の為になることをやったらどうですか?」という言葉で、
山崎種二を後押ししたのだそうです。

山崎種二は横山大観の良き理解者であり、
後援者として長い間、大観を援助していく中で、
山崎種二の元に横山大観の作品が集まったのです。

横山大観展 巡回 2018 生誕150年記念 没後60年記念

東京国立近代美術館

東京国立近代美術館 http://www.momat.go.jp/

生誕150年 横山大観展

会期  2018年4月13日(金)~ 5月27日(日)

開館時間 10:00~17:00(金・土曜日は20:00まで)入館は閉館の30分前まで

休館日 月曜日(ただし4月30日は開館)

会場 東京国立近代美術館
  1F企画展ギャラリー、2Fギャラリー4

所在地 〒102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1

アクセス 東京メトロ東西線「竹橋」駅 1b出口より徒歩3分

観覧料
一般 1,500(1,300)円 早割ペア券 2,200円
大学生 1,100(900)円
高校生 600(400)円
*早割ペア券は一般のみ、
11月13日~2018年1月21日までの期間限定販売(早割ペア券はオンラインのみ)

前売券は2018年1月22日~4月12日までの期間限定販売
()内は前売および20名以上の団体料金、いずれも消費税込

中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料
それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障がい者手帳等を提示

自在な画風と深い精神性をそなえた作品の数々

2018年は横山大観 生誕150年で、没後60年の節目にあたります。

これを記念した『横山大観展』では、
燃え盛る篝火に浮かび上がる夜桜を描いた大作『夜桜』が公開されます。

日本画材の美しさを最大限に引き出した『紅葉』とともに展示されます。

また、重要文化財『生々流転』や
『白衣観音』『彗星』といった新出品作など、約100点が一堂に会します。

京都国立近代美術館

京都国立近代美術館 http://www.momak.go.jp/

会期 2018年6月8日(金)~ 7月22日(日)

開館時間 9:30~17:00 
    6月8日~6月30日の金・土曜日は20:00まで
    7月6日~7月21日の金・土曜日は21:00まで
    入館は閉館の30分前まで

休館日 月曜日(ただし7月16日(月)は開館、7月17日(火)は休館)

会場  京都国立近代美術館

所在地 〒606-8344 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町

アクセス 京都市バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ
   地下鉄東西線「東山」駅下車徒歩約10分

観覧料
一般 1,500(1,300)円
大学生 1,100(900)円
高校生 600(400)円
()内は前売および20名以上の団体料金、いずれも消費税込
中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料
それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障がい者手帳等を提示

足立美術館

足立美術館 https://www.adachi-museum.or.jp/

秋季特別展/2018 大観生誕150年記念
横山大観 VS 日本画の巨匠たち
横山大観の芸術Ⅲ

2018年8月31日(金)~11月30日(金)

足立美術館  〒692‐0064島根県安来市古川町320 
TEL.0854-28-7111 FAX.0854-28-6733

横山大観の代表作 有名作品一覧


『富嶽飛翔』
国際観光年の記念切手として1967年に発行された


『秩父霊峰春暁』
この絵は、秩父宮家創設の時に 作成され皇室に献上されたものです。
定かではありませんが、秩父神社様のお口添えが あったとか、なかったとか・・・。
春に奥秩父の山間部で放射冷却による霧が発生し、
見下ろす雲が海のように見える雲海を、ダイナミックに見事に描いた秀作です。


『無我』1897年 東京国立博物館蔵
まるで誕生仏を思わせる豊かな頬の童子が川辺 にたたずんでいる。
「無我」すなわち禅的な悟りの境地を、無心の童子によって表現した もの。
この斬新な発想は、いかにも29歳の気鋭の青年画家横山大観にふさわしい。


『屈原』1898年 厳島神社蔵
恩師 岡倉天心の心中を、
讒言によって国を追われた中国の詩人屈原の姿にたくしたとされています。
厳島神社蔵ということなので、なかなか見ることができないのではないでしょうか。


『流燈』1909年 茨城県近代美術館蔵
明治時代においていわゆる近代絵画としての「日本画」を確立させ、
日本の近代美術の展開を牽引した横山大観の出世作として知られています。
制作の経緯についても、明治36年に完成し、
明治42(1909)年に、
第三回文部省展覧会に出品されたものであることが明らかとなっています。
本作は、大観がインドから帰国して後、その影響を大きく受けて描かれた作品で、
平安時代中期の仏画に顕著に見られる手法を採用しています。


『蕭湘八景』1912年 東京国立博物館蔵 ※重要文化財
瀟湘八景とは中国湖南省洞庭湖で合流するふたつの河川、
瀟川と湘川の名勝を季節と絡ませながら描くもので、
大観は「遠浦雲帆」「瀟湘夜雨」「烟寺晩鐘」「山市晴嵐」「漁村返照」「洞庭秋月」「平沙落雁」「江天暮雪」として制作している。
大観は実際に明治43年に中国旅行をしてこの画因を得ているが、
作風は色彩も明るく伝統的な水墨山水画の趣とはことなる、
大観独自の全く新しい感覚の作品となり、画壇を驚かせた。


『生々流転』1923年 東京国立近代美術館蔵 ※重要文化財
絹に描かれた水墨画です。
『生々流転』とは、万物が 移り変わって常に変化し続ける様のこと。
この大絵巻はその移り変わりを水に例えた 物語です。
深山幽谷で煙立つ朝もやがやがて瀬となり淵となり、
川となってとうとうと 流れていきます。
この絵を見て人生を思う人もいれば、宇宙の真理を感じる人もいること でしょう。
墨一色で描かれた壮大な物語。流れは次第に幅を広げ、最後に海に至ります 。


『夜桜』1929年 大倉集古館蔵
かがり火を焚いて、山の奥には満月が見えます。画面一杯の夜桜。


『大楠公』1938年 湊川神社蔵
大楠公600年大祭にあたり奉納された横山大観画伯畢生の力作で、
今まさに朝敵迎撃の壮途にのぼらんとする決意のほどが偲ばれるお姿です。


『或る日の太平洋』1952年 東京国立近代美術館蔵
龍。これだけ作品があるのに龍が描かれているのはこの一点。
荒れた太平洋、轟く稲妻の中に龍がいる。奥には富士山が頭を出しています。
龍が小さい……。


『白衣観音』1908年
1908年制作と見られる『白衣観音』は、
1912年刊行の『大観画集』掲載後に所在不明となっていたのですが、
2017年10月に東京国立近代美術館が、約100年ぶりに発見したと発表しました。

東京国立近代美術館と京都国立近代美術館で2018年に開催の
「生誕150年 横山大観展」にて公開されました。


受賞
朝日文化賞 1934年

文化勲章 1937年

文化功労者 1951年

勲一等旭日大綬章 1958年

あとがき

明治・大正・昭和の三時代を生き、
日本画壇にも大きな影響と功績を残してきた横山大観の人生は、
波乱万丈だったようです。
生涯を“絵画”に捧げた人だったのです。

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