高血圧の原因と症状について、
しっかりと知る必要があります。
高血圧が原因で合併症を引き起こさないように、
生活習慣の改善を心掛けましょう!
ここでは
高血圧対策に効果的なGABAについてお伝えします。
高血圧の原因と症状は?
高血圧症の初期は、これといった自覚症状がないことから、
“サイレントキラー(沈黙の殺し屋)”と呼ばれる病気です。
放っておくと動脈硬化が進み、
心筋梗塞や心不全などの重篤な病気を引き起こします。
高血圧と診断された人はもちろん、血圧が高めと指摘された人も、
血圧のコントロールが大切です。
従来、血圧の正常値は「収縮期血圧140未満、拡張期血圧90未満」で、
高血圧は 「収縮期血圧160以上、拡張期血圧95以上」といわれていました。
しかし、血圧の正常値というのはその人によって異なります。
一般的に、
この値を超えた状態が続くと、
高血圧による合併症を起こす危険性が高くなると言われています。
最近、
GABAという成分に降圧作用があると注目を集めています。
普段の生活でほとんど自覚症状を感じることなく進行し、
重篤な病気を招く高血圧ですが、
食塩の過剰摂取やストレス、加齢など原因は様々です。
心臓から送り出された血液が血管の壁を押す圧力を血圧といいます。
血圧が高い状態が続くと、血管が障害を受け弾力が失われ、
動脈硬化が進行し、脳卒中や心筋梗塞、心不全、大動脈瘤、慢性腎臓病といった、
重篤な病気が起こりやすくなります。
高血圧が原因でめまいや吐き気、頭痛などの症状を感じたら、
もう初期症状ではないかも知れません。
最近では、
高血圧が認知症にも関係することがわかってきました。
高血圧になる原因はさまざま
高血圧にはいろいろな原因が複雑に関係して起こる本態性高血圧と、
ホルモンの病気など特定の原因で起きる二次性高血圧があります。
高血圧の大半は本態性高血圧です。
本態性高血圧の原因は、
食塩の摂りすぎをはじめとした生活習慣病やストレス、
肥満や喫煙など様々です。
また、
加齢とともに血管が硬くなったり血圧調整機能が低下したりして、
血圧が上昇しやすくなります。
高血圧には基本的にこれといった自覚症状がありません。
そのために高血圧は“サイレントキラー(沈黙の殺し屋)”と呼ばれます。
血圧はちょっとしたことで変動することから、
診断基準では診察室で測る血圧と、
家庭で測った血圧から判断することになっています。
自分の血圧を正しく把握するために、
家庭で血圧を測定することを習慣づけると良いでしょう。
高血圧対策にGABAが効果的
動物の脳に多く存在するGABAの降圧作用に注目
血圧のコントロールには、食事の見直しと適度な運動などの、
生活習慣の改善が欠かせません。
食事に関して最近話題になっている成分がアミノ酸の一種、
GABA( Gamma Amino Butyric Acidγ-アミノ酪酸)です。
アミノ酸というとタンパク質を作る材料として知られていますが、
それ以外にもバラバラに遊離した形で存在しているものがあります。
GABAもその一つです。
GABAの名前が広く知られるようになったのは、
1950年にアメリカのアワパラ博士らが哺乳動物の脳にGABAが多く存在し、
神経活動を抑制する神経伝達物質として働いていることを突き止めたことでした。
それを機に世界中で研究が行われるようになり、
GABAに多くの生理作用があることがわかってきました。
なかでも降圧作用はラット及びヒトを対象にした国内外の研究で、
その高い効果が確認されています。
GABAによる降圧作用の詳細な仕組みはわかっていませんが、
これまでの研究や知見から大きく3つの説が考えられています。
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高血圧対策の第一歩は生活習慣の改善から
発芽玄米や発酵食品に多く含まれるGABA
GABAの降圧作用の仕組みの一つはリラックス効果によるものです。
GABAは脳内で抑制性の神経物質としてイライラや興奮などのストレスを緩和し、
リラックス状態へと導きます。
リラックスすると自律神経の副交感神経が優位になり、
血管が拡張し血圧は低下します。
仕組みの二つ目は体内で血圧の調整に関わっているホルモンの、
アンジオテンシンⅡの働きの阻害です。
このホルモンは血管を強く収縮させて血圧を上げるように働きます。
GABAはアンジオテンシンⅡが作られないように作用して、
血圧を下げるのではないかと考えられています。
三つ目の仕組みは、
血液中の塩分をろ過する腎臓の働きを活発にし、
利尿作用を促進することで過剰な塩分を排泄させ、
血圧を下げてくれるのではないかというものです。
おそらくこれらの仕組みが相まって、
GABAの高い降圧作用となっているのではないでしょうか。
GABAを多く含む食品として、発芽玄米があげられます。
また、乳酸菌の中にGABAを生成するものがあることから、
味噌や納豆などの発酵食品もGABAの含有量が高くなります。
GABAは動物の脳に多く存在するので、
魚を頭ごと食べることも勧められています。
高血圧対策には減塩や適度な運動、ストレス解消も大切
食事に関して忘れてならないのが減塩です。
みそ汁は具を多くして汁を減らし、ラーメンなどの麺類を食べるときも、
スープや汁は残すようにしましょう
レモンやすだちなどの柑橘類や山椒やショウガなどの香辛料で風味をつけると、
塩分が少なくても美味しく食べることができます。
運動も高血圧対策に有効です。
運動によって血液の循環がよくなると、
血管の内側を覆っている内皮細胞から、
血管を拡張して血圧を下げる物質が出てきます。
運動でお薦めなのがウォーキングなどの有酸素運動です。
脈が少し速くなるくらいの程度で行うとより効果的です。
ストレスは交感神経を活発にし、
血管を収縮させて血圧を上昇させます。
好きな音楽を聴くなど自分なりの方法でストレス解消に努めましょう。
なお、GABAは自律神経のバランスを整える作用があるので、
ストレス解消効果も期待できます。
近頃、テレビのサプリのCMなどで“ギャバ”という言葉をよく耳にします。数年前から注目されている「GABA」は、サプリや特定保健用食品にも配合されるなど、健康関連の商品が数多く販売されていて、人々の健康に対する関心の高さを感じます。では、そのギャバ(GABA)とは、どのような成分でできているのでしょうか。そしてその成分にはどのような効果があるのでしょうか。また、ギャバの持つ有効な成分を得るには、どんな食品を摂取すればいいのでしょうか?ギャバについて、わかりやすくお伝えしたいと思います。 ギャバとはどういう... ギャバ(GABA)とはどういう成分でその効能効果は何?どんな食品に多く含まれている... - 興味津々 |
あとがき
高血圧を引き起こす原因は、
普段の生活で気づかないうちに行っていること、
そして、高血圧が引き起こす病気は、
生命の危機を招く重篤な病気です。
まずは食生活の改善ですね。