部屋の臭いの原因は?イヤな臭いを消す効果的な方法 消し方のおすすめは?

暮らしに役立つ便利な情報

部屋の嫌な臭いの原因は何なのでしょうか?
においが発生する原因と、良い匂いとイヤな臭いの違い、
その感じ方について考えてみました。
芳香剤でごまかしたり、体に有害な消臭剤を使ってはいませんか?
自然な方法でイヤな臭いを消す、
効果的なお薦めの方法をご紹介します。

  

部屋の臭いの原因は?

自分の部屋の臭いってあまり感じたことはありませんよね!
でも、よその家へ行くとにおいを感じることがあります。
誰かが自分の家を訪問された時、うちの臭いも感じられているかと思うと、
ちょっと心配になります。

鼻の奥には嗅粘膜という嗅覚器があり、
ここが鼻から入ってきた臭いをすべて感じます。

ニオイは目には見えませんが、ニオイ分子という揮発性の化学物質で、
ニオイを発する物体から空気中を漂って、
空気と一緒に鼻から吸い込まれ『クサッ!』っと感じるのです。

バラの花が飾ってあったら、そのバラから放たれた無数のニオイ分子が、
空気中を漂い、その空気を吸ったときにバラのニオイ分子も一緒に吸い込まれ、
「あーバラの良い香りだ!」となるわけです。

嗅粘膜には、特殊な粘液を分泌するボーマン腺という嗅腺があって、
空気と一緒に鼻から吸い込まれた細かなニオイ分子がこの粘膜に触れると溶解され、
それが嗅細胞から伸びている嗅生毛がキャッチします。

嗅覚器はこの情報を大脳へと伝え、ニオイが感じられるのです。

ところで、よそのお宅を訪問した時に、
その家の臭いに反応したことはありませんか?

その匂いは芳香剤かも知れないし、花の香りかも知れません。

飼っている動物の臭いだったり、仏壇のお線香の香りかも知れませんが、
普段、嗅ぎなれていないニオイを感じることがあります。

しばらくすると慣れてあまり感じなくなることが多いのですが、
あきらかにうちのニオイとは違うのです。

ということは、誰かが我が家を訪れた時も、
このようにニオイを感じられているのかと思うと、
家の中の臭いがとても気になったりします。

においには、花や香水のような香りと呼ばれるようないい匂いと、
腐敗集や刺激臭といったイヤな臭いに分けられます。

この『クサッ!』っと感じるようなイヤな臭いは、
誰でもが不快感を感じますから、それは避けたいことです。

このイヤな臭いを発する原因、
例えば、カビや生ごみなどは、家の中から取り除きたいものです。

しかし、
生活をしていると生ごみが出来るというのは仕方のないことですので、
家や身の回りを常に清潔にすることが一番なので、
生ごみの管理をきちっとするということが大切です。

水分を極力少なくし、密閉して空気に触れないようにすると、
においの発生も抑えられます。

部屋の臭い消しで効果的な方法は?消臭剤や芳香剤で嫌な臭いを消すには
よその家を訪問したとき、その家の臭いを感じることがあります。 飾ってある花の香りなのか、芳香剤の香りなのか、 しかし、良い香りばかりではありません。 なんだこれは?っていう独特の嫌な臭いを感じることもあります。 その家独特の臭いは住んでいる...

部屋のイヤな臭いを消す効果的な方法

イヤな臭いを消すと言ったら、
一番に思いつくのはファブリーズですよね。

ファブリーズは、
トウモロコシ由来の消臭成分Cyが含まれています。

また、Quat(クウォット)と呼ばれる有機系の除菌成分や、
それを高める有機酸が多くの製品に含まれていて、
それによってイヤな臭いを消してくれるのです。

ということなのですが、
そういった商品が危険だといううわさが飛び交っています。

悪いうわさが広がっていても、
テレビCMではどんどんシュッシュしています。

出来ることならそう言った疑わしいものは使わずに、
においを消せる方法を知りたいと思われる方に、

危険なものを使わずに、
部屋の臭いを取る!5つの方法を紹介します。

まず一つ目は、 重曹を使う

重曹はアルカリ性なので、
汗や油などの酸性を中和し臭いを消し去る効果があります。

重曹は料理に使えるものもありますし、
お掃除の強い味方として、昨今、人気があります。

スプレーボトル1本に、水100㏄に対して重曹小さじ1杯、
必ずぬるま湯で作ること。
(65℃以上のお湯で作ると強アルカリ性になってしまうので)
それをよく振って完成です。

重曹スプレーにアロマをプラスすると、良い香りがプラスされます。
シュッシュしてください。

二つ目の方法は、お酢を置くこと。

お酢には殺菌効果もあるので、部屋のニオイの原因となる菌を殺菌し、
汗や焼き肉の油などのアルカリ性の臭いを中和し、
生ゴミの雑菌の繁殖を抑える働きをしますので、消臭効果が期待できます。

酢と水を1:2で割ったものを
生ゴミや三角コーナーにスプレーすると臭いとぬめりが抑えられます。

お酢が消臭を得意とする臭いは、
トイレのアンモニア臭や魚の生臭い臭いなどです。

お酢の匂いが苦手な方は、クエン酸の利用をおすすめします。

殺菌作用があり、お酢と同様の効果があります。

三つ目の方法は 炭を置くこと。

炭はお部屋に置いておくだけで、除湿効果や防カビ効果があります。

炭にも種類があり、
置くのであれば備長炭また竹炭消臭効果が高くオススメです。

四つ目の方法 茶葉を炒る

身近なものとしてお茶っ葉にも消臭効果があります。
お茶に含まれるカテキンはポリフェノールの一種で、
消臭・抗菌作用があると言われています。

コーヒーを入れた後の豆のカスに消臭効果があることは有名です。
ゴミ袋の底に、新聞紙を敷いて、その上にコーヒーのカスを入れておくと、
ゴミの臭いが抑えられます。

五つ目の方法は、ゴボウです。

ゴボウを料理に使うとき、あく抜きをしますが、
そのあく抜きに使った水が、消臭に効果があるのです。

アク抜きに使用した水を利用して消臭スプレーを作ります。
ゴボウ消臭スプレーは、生ごみに対して強い脱臭効果があります。
冷蔵庫で保管すると、1ヶ月程度保存できます。
生ゴミにスプレーすると、一時的に脱臭できます。

そのほか、臭いは水分に溶けやすい性質があるため、
濡れたタオルを振り回すだけでも、いくらかは臭いが取れます。

アロマオイルを数滴たらしたお湯でタオルを濡らすと、
さらに芳香効果もあります。

突然の来客で、ニオイを消したいときに試してみて下さい。

あと、
玄関先は靴の臭いが気になります。

換気をよくして湿度をなくし、時々は靴を陰干ししましょう。

部屋の臭い 消し方のおすすめは?

売られている消臭スプレーなどのように、危険だという噂もなく、
今話題になっている消臭方法は、

『フィトンチッド』です!

フィトンチッド(phytoncide)とは、
微生物の活動を抑制する作用をもつ、
樹木などが発散する化学物質のことです。

植物が傷つけられた際に放出し、
殺菌力を持つ揮発性物質のことを指す。

植物の精油に含まれる
テルペノイドなどには殺菌力を持つ成分が数多く含まれており、
これらの物質がフィトンチッドの本体と考えられています。

フィトンチッドはその殺菌性や森林の香りの成分であるということから
良いイメージがあり、森林浴の効能を紹介する際に良く用いられています。

森林浴はこれに接して健康を維持する方法ですが、
健康だけでなく癒しや安らぎを与える効果もあるのです。

植物精油を配合した消臭剤で、
特殊仕様により消臭成分が気体となって発散します。

フィトンチッドの消臭力により、
穏やかに作用しながらニオイを効果的に抑えることができます。

使用後はフィトンチッドの成分で臭質が改善するのも特徴で、
無臭タイプの消臭剤よりさわやかな空間にすることができます。

フィトンチッドを利用した植物精油消臭剤は、
従来の芳香剤などとは異なる、
自然の力を応用した人にも環境にもやさしい消臭方式です。

植物精油の消臭成分が、
空気中のにおい物質と接触して次の3種類の反応を起こします。

・化学反応
悪臭物質と精油成分が化学反応を起こし、無臭物質に変化する。

・相殺作用
臭気物質と精油成分が、ある割合で共存すると、
互いに干渉しあい、その混合臭が無臭またはほとんど無臭になる

・マスキング効果
植物精油が持つ特有の方向で、
残存する臭気を感じさせなくする。

この反応をまとめて中和消臭と呼び、その相乗効果でにおいを消臭します。

フィトンチッドの消臭力により、イヤな臭いを消すだけでなく、

害虫忌避・有害菌の不活性化・精神安定効果(リラクゼイション)など、
人類にとってまさに大自然の恵みでもあり、
宝と言っても過言ではありません。

さらに、森林浴はこれらの効果により、
次のような優れた医療・美容効果が認められています。

・大脳皮質を活性化し調整力を高める
・高血圧を抑制
・神経系の緩和
・皮膚病・呼吸器系疾患の改善
・アレルギー性疾患の予防、回復

また、最近ではヒノキチオールが
院内感染を引き起こすMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)への
抗菌作用があることが見出されています。

あとがき

耳で聞いたり、目で見たりするより、
においの印象って意外と記憶に残りやすいものです。
自分が感じるように、他人も感じているかもしれない、
においの印象は、できればいい記憶であってほしいですね。