ボストン美術館の至宝展—東西の名品珠玉のコレクションチケット前売りは?

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ボストン美術館の至宝展ー東西の名品珠玉のコレクションは、
2017年夏から一年間にわたって、
東京・神戸・名古屋と巡回展示されていきます。
ボストン美術館の至宝展ー東西の名品珠玉のコレクションで展示される、
注目すべき評判の作品や、各開催会場の詳細や、
チケット・前売り券の情報をお伝えします。

  

ボストン美術館の至宝展

東西の名品珠玉のコレクションから選りすぐられた今回の展示は、
古代から現代まで 世界各地の至宝が集結しています。

中でも注目すべきは、英一蝶の巨大涅槃図が初の里帰りで、
ほかに、米国絵画のコレクションも充実しています。

ボストン美術館の至宝展が開催されるのは、 

東京都美術館  2017年7月20日(木) ― 10月9日(月・祝)
神戸市立博物館  2017年10月28日(土) ― 2018年2月4日(日)
名古屋ボストン美術館 2018年2月18日(日) ― 7月1日(日)

一年間にわたって日本国内を巡ります。

ボストン美術館は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン市にある、
全米有数の規模を持つ美術館です。

ボストン美術館は、1870年に地元の有志によって設立され、
アメリカ独立百周年にあたる1876年に開館しました。

王室コレクションや大富豪のコレクションが元になった美術館と異なり、
ゼロからスタートし、民間の組織として運営されてきた点は、
ニューヨークのメトロポリタン美術館と類似しています。

所蔵品は50万点を数え、
「古代」「ヨーロッパ」「アジア、オセアニア、アフリカ」「アメリカ」の、
「現代」「版画、素描、写真」、「染織、衣装」および「楽器」の
8部門に分かれています。

エジプト美術、フランス印象派絵画などが特に充実しています。

2010年には北中南米の芸術を展示するアメリカウィングが増築され、
28%の増床となりました。

ボストン美術館は、
仏画、絵巻物、浮世絵、刀剣など日本美術の優品を多数所蔵し、
日本との関係が深いことでも知られています。

20世紀の初めには、岡倉天心が在職しており、
敷地内には彼の名を冠した小さな日本庭園「天心園」が設けられています。

ボストン美術館の至宝展—東西の名品珠玉のコレクション評判の作品

浮世絵や仏画など日本美術の優品を多数所有することでも知られる
米国のボストン美術館は、
古今東西の美術品を、実に50万点近く所有しています。

世界有数の百科事典的美術館です。

今回『ボストン美術館の至宝展—東西の名品珠玉のコレクション』では、
ボストン美術館の膨大なコレクションから、
えりすぐった名品 80点が勢ぞろいしていますが、
中でも見逃せないのが、英一蝶の大作『涅槃図』です。

英一蝶は、軽妙洒脱な画風で人気を博し、
江戸時代中期に活躍した絵師で、
特に風俗画に定評がありました。

一方で、2度も入牢したという経験を持つ波乱万丈の人なのです。

2度目は、三宅島へ流罪にされたのですが、
島流しになっている間も、江戸からの注文で、
絵を描き続けたというほどの人気ぶりだったそうです。

その英一蝶の晩年の代表作『涅槃図』は、
表具を含めると高さ5メートル近い巨大な作品です。

お釈迦様の入滅の様子を克明な描写で描き、
悲しみに暮れる菩薩や羅漢、弟子、
動物たちを鮮やかな色彩で描き切っていて、
登場する動物だけでも、なんと51種類に及びます。

市井の風俗を描くことを得意とした英一蝶らしく、
仏画なのに堅苦しさがなく、
人物も動物も生き生きと描かれています。

巨大さと経年劣化のため、
ボストンでも25年以上公開されて無かったので、
日本美術に精通する人でも、
実物を見たことがある人は少なかったという貴重な作品です。

約170年ぶりの本格的な修理を終え、
今回日本へ初の里帰りをしたということです。

このほかにも、
優雅で洗練された作風で、上流階級の人々の間で絶大な人気を誇り、
19世紀から20世紀に活躍した、アメリカ人画家・サージェントの肖像画など、
アメリカ絵画の名品や、
フランス以外では最大規模を誇るモネコレクションなどが、
一堂に会しています。

ボストン美術館の至宝展 チケット前売りは?

●ボストン美術館の至宝展の開催

ボストン美術館の至宝展― 東西の名品、珠玉のコレクション
各開催地の詳細は・・・・

★東京会場の詳細

・会期
2017年7月20日(木) ― 10月9日(月・祝)

・会場
東京都美術館 企画展示室
〒110-0007 東京都台東区上野公園8−36 

・アクセス
JR「上野駅」公園口より徒歩7分
東京メトロ銀座線・日比谷線「上野駅」7番出口より徒歩10分
京成電鉄「京成上野駅」より徒歩10分
※駐車場はありませんので、車での来場はご遠慮ください。

・観覧料
当日券(税込)
一 般         1,600円
大学生・専門学校生 1,300円
高校生          800円
65歳以上     1,000円

前売券・団体券(税込)
一 般         1,400円
大学生・専門学校生  1,100円
高校生         600円
65歳以上         800円 

・開室時間
9:30~17:30
  ※金曜は20:00まで、7月21日、28日、8月4日、11日、18日、25日は21:00まで
  ※入室は閉室の30分前まで

・休室日
月曜日、9月19日(火)
ただし、8月14日(月)、9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開室

・お問い合わせ
03-5777-8600(ハローダイヤル)

★神戸会場の詳細

・会期
2017年10月28日(土) ― 2018年2月4日(日)

・会場
神戸市立博物館
〒650-0034 神戸市中央区京町24

・アクセス
新幹線「新神戸」から南へ車で約10分
神戸空港からはポートライナーで約18分、「三宮」下車
JR「三ノ宮」、阪急・阪神「神戸三宮」
ポートライナー・地下鉄(山手線)「三宮」から南西へ徒歩約10分
JR・阪神「元町」から南東へ徒歩約10分
地下鉄(海岸線)「旧居留地・大丸前」から南東へ徒歩約8分

・観覧料
当日券(税込)【販売期間:2017年10月28日(土)~2018年2月4日(日)】
一 般         1,500円
大学生      1,100円
高校生          900円
小学生・中学生       600円

通常前売券・団体券(税込)【販売期間:2017年8月21日(月)~10月27日(金)】
一 般         1,300円
大学生         900円
高校生         700円
小学生・中学生     450円 

早割ペア券【販売期間:2017年7月20日(木)~8月20日(日)】販売終了

・販売場所:神戸市立博物館、公式オンラインチケット、セブン-イレブン、ローソンチケット、チケットぴあ、イープラス、JTB、CNプレイガイド、ほか各プレイガイド

※団体割引の対象は20名以上
※満65歳以上で「神戸市すこやかカード(老人福祉手帳)」持参の方は
当日一般料金が半額
※障がいのある方は、障がい者手帳などの提示で無料
※小学生未満無料
※小中学生で「のびのびパスポート」をお持ちのかたは
同パスポートの提示により無料
※その他の減免、割引は神戸市立博物館ウェブサイトをご覧ください。

・開館時間
9:30~17:30
※土曜日は19:00まで
※11月24日(金)、12月22日(金)、1月26日(金)は21:00まで
※入館は閉館の30分前まで

・休館日
月曜日、2017年12月29日(金)~ 2018年1月1日(月・祝)、1月9日(火)
ただし2018年1月8日(月・祝)は開館

・お問い合わせ
078-391-0035(神戸市立博物館)

★名古屋会場の詳細

・会期
2018年2月18日(日) ― 2018年 7月1日(日)

・会場
名古屋ボストン美術館
〒460-0023 名古屋市中区金山町一丁目1番1号

・アクセス
JR東海道・中央本線、地下鉄名城線、名鉄名古屋本線「金山」駅下車南口まえ

・入館料金
一般 1,300円 (1,100円)
高大生 900円  (700円)
中学生以下 無料

( )内は前売/団体(20名様以上)および平日17:00以降の割引入館料金。
平日17:00以降の高校生は無料。
学生の方は証明書をご提示ください。
身体障害者手帳、戦傷病者手帳、療育手帳(知的障害者)、
被爆者健康手帳、精神障害者保健福祉手帳を提示された方は、
高大生料金が適用されます。なお、介護者1名様は無料。

入館券のご提示で、ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋での
ご飲食が10%割引となります(一部を除く)

展覧会によって料金が異なる場合があります。

・開館時間
平日:午前10時−午後7時
土・日・祝・休日:午前10時−午後5時
※入館は閉館時間の30分前まで

・休館日
月曜日
※祝日・振替休日の場合はその翌日

・お問い合わせ
052-684-0101(名古屋ボストン美術館)

あとがき

ボストン美術館のコレクション展は、
これまでも何度か開催されてきましたが、
ツタンカーメンから歌麿、モネ、村上龍までをも含む、
総合的な展覧会は、日本では40年ぶりとのことです。